銀色の遙かな道

今回の写真は、以前我が家の植木っぽい木の枝の上に落っこちていた鳩さんです。
それは、ある日のこと。
うちの親がいきなり人を呼び出してこう言いました。

母上：「○○（僕の本名）×２、あれ何に見える？」
僕：「……鳩じゃないの？」
母上：「そうよね、ちょっと羽曲がってるように見えない？」
僕：「う～～～～～～～～ん、そうだね。
　　どうする？　下ろす？」
母上：「しない」
僕：「なんで？」
母上：「鳩は飼えないでしょう」
僕：「そうなの？　雀の巣はあるのにね、どこから来たんだろう？」（東京都条例で雀はダメだって聞いたことあるけど、鳩はどうだったかな？）
母上：「さあ……」

　それから、いつの間にか鳩の姿はありませんでした。
　体が回復したのか、おやじ殿がぽいって捨てたのか。
　それは、今でも判りません……。

（って、いつから恐怖話に？）

彼

成果ってほどでもないけど、彼を思い出しても涙を流す量が減りました。
彼を埋めた時に、たくさん泣く事が出来たせいかな？
もっと思い出しても、泣かなくなる様になれるかな？
思い出すと、後悔ばかり出てくる。
僕ばかり楽しくて、僕ばかり嬉しくて、そして僕ばかり後悔している。
彼が言葉を語る事があるのならば、そして彼が神の目を持っていたとしたら。
それでも、彼は僕たちの前に現れた事を少しでも恨まないでいてくれるだろうか？